映画ブログのはずがゲームブログになりつつある。そんなブログ。

2013/10/14

トランス / Trance (2013) の小洒落た爽快感

[雑なあらすじ]
ダニー・ボイルの最新作。
記憶喪失になったオークションの競売人がある記憶を取り戻そうとする…

[感想] 
スタイリッシュな映像表現が魅力。強いボケの表現で観客の視線の流れを支配し、それにより物語を追っていく高揚感が与えられる。クライマックスに近づくにつれ、非道い行動ばかりが増えていくが、鑑賞後に妙な爽快感があるのが恐ろしい。

幻想と現実が交差するのは最近ではよくある設定だが、既視感ばかり感じるというわけでもなく、すんなりと突拍子もない物語の流れに乗れる。VFXが使われた、おそらく現実ではありえない(=「明らかに」今観ているのが幻想だと観客に認識させる)場面があるが、そのグロテスクさを出す必要があったのかはよくわからない。私はCGをかじっている人間なのでVFXに対する嫌悪などはまるでないが、この場合幻想よりも更に異常なものとしてVFXが悪目立ちしているように感じてしまった。最後の主人公の顔も、異常に脳裏に残る。

…「明らかに」。

鑑賞後、この映画のオチについてあれこれ書かれたものを見てしまったが、自分はこのシナリオ構成よりも最後の妙に小洒落た爽快感が気になり続けている。今回、キャッチコピーと「ダニー・ボイル作品、ジェームズ・マカヴォイ出てる」くらいの知識しか持たず観に行った。誘ってくれた友人の映画選択の趣向が自分と合っていると分かっていたこともあるが、色々調べて映画館に向かうより結果として良かった気がする。変に構えるとすべて可笑しく思えてしまうような危うさのある映画。

自分の単純さに飽々するが、爽快感の一因は以下の公式サイトでも流れている音楽のせいなのだろうか、とこの記事の執筆中にふと気がついた。あ、あとヴァンサン・カッセルが不思議とかわいい。きっとそれだ。
http://www.foxmovies.jp/trance/site/index.html
 

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2013/10/08

「イーハトーヴォ賛歌」ピアノ版

大好きな曲。しかも、作曲者自身の演奏です(公式)。
イーハトーヴォ物語というゲームの音楽なのですが、ソフト自体はプレイしたことがありません…
出会いは去年のPRESS START 2012での演奏でした。
スーファミは現役なので、今度やりたいな…

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2013/10/07

映画のび太の結婚前夜 / ザ・ドラえもんズ おかしなお菓子なオカシナナ? / ドラミちゃん アララ・少年山賊団 1(続く)

[雑なあらすじ]
収録順番としては
アララ→オカシナナ→前夜。
アララは1991年、後半二作は1999年。

アララ:まさかの過去設定。農民の苦悩と生産の喜び。
オカシナナ:王ドラとエル・マタドーラが一応メイン。ゲストキャラはジェドーラ(イタリア。CV山寺)
前夜:題名のまんま、未来の話。名作だと思う。

[感想]
5月のイベントから原恵一作品にハマりまくっているので、監督されているアララ目当てで借りてきました。ちなみに前夜は3回目くらいかな?毎回泣いてしまって今回も例外に漏れず…というか今までで一番心に響いてしまったのです。おそらく、自分が成長したせいだと思うのですが…しずかちゃんのドレス試着でまず涙が溢れてしまったのです(←親かよ)。スネオとジャイアンの登場シーンでもうるっと来てしまうし、しずかちゃんとお父さんの会話は殆どまともに聞けなかったという、かつてない心の揺さぶられかたを経験しました。プログラム・ピクチャーっていうんですかね、こういう作品ってあんまり評価されにくいというか…結婚前夜の場合さらに子供映画扱いもされてしまうんですが、本当に自分にとって大切な作品の一つだし、ドラえもんで育った世代にとっては絶対に観る価値のあるものだと思っています。
監督は渡辺歩で、「帰ってきたドラえもん」や「おばあちゃんの思い出」なども監督されている方なので、もうこれは私の好きな演出であるのは当然なのですが。あ、「ワンニャン時空伝」の演出もなんですね。私この映画大好きです。
細かいところの言及は、今度また落ちついた時にでも。

結婚前夜を観てしまうと印象が薄くなってしまうんですが、アララも感動作です。
また続きは今度書きます…

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2013/09/24

引退会見を聴いて

宮崎駿の引退記者会見を遅れて視聴しました。私自身は、今まで特別なジブリファンというわけではなかったのですが、今回の風立ちぬは、個人的に宮崎映画の中で一位二位を争う作品で、興奮冷めやらないままで迎えた引退発表でした。正直言うと、以前放送されたNHKプロフェッショナルでのドキュメンタリーの時に、なんとなく、もうこの先作品を作るのだろうか、という疑問は少し抱いてはいました。年齢や体調のことや、一つの作品に多大な時間と労力を割くことが強く映されていたので。

いくつか印象に残った言葉を。

僕の長編アニメーションの時代ははっきり終わったんだ、というふうに…(13分ごろ)
子供たちにこの世は生きるに値するんだということを伝えるのが、自分たちの仕事の根幹になくてはならない(24分ころ)
(文化人ではないという文脈で)僕は町工場の親父でして、それは貫きたいと思っています(30分ころ)
終わりまで分かっている作品は作ったことがない。最後まで見通せる作品は僕がやらなくていいと勝手に思って…(作りながらも考えられるっていうことが良かったというような文脈で)(45分ころ)
アニメーションというのは、世界の秘密をのぞきこむことだ。(1時間17分)
自分が手抜きしたんなら後悔が…(55分あたり)
アニメーターという職業は自分にあっているいい職業だったと思っています。(47分ごろ)
ドロドロとしたもの(60分ころ)

言及された作品や作り手
高畑勲(まあ当然)
ノルシュテイン、外套
児童文学
半藤一利
ポール・グリモー「王と鳥」
とかとか。

いつまで観られるかわかりませんがニコ生リンク下に置いときます。
(放送終了後の視聴ってプレミアムのみでしょうか?すみません…私も一般会員です)

あっ、ワーグナーじゃないですかwっていうのはナチスの流れの部分を意味してるんですかねー…あと神曲の話と風立ちぬのラスト。教養求められてる感がちょっと…ベアトリーチェ=菜穂子にしたかどうか…というのを考えて結局やめたらしいですね。ふむふむ。

作品を観て自身の考えを読みとってくださいというスタンスは変わらず、作品を作る人間としての振る舞いで一貫している感じ。言いたいことも多分根底はそんなに変わってないんじゃないでしょうか。(引退宣言は何回もありましたが 笑)
ただ、記者さんも自分が何かしら発言しようと必死なんだと思いますが、なんとなくこんなこと言うんだろうなと想定できる答えを改めて宮崎駿の口で確認するんじゃなくて、あらたな切り口で質問をしてくれると理想ですねー。


2013/09/01

スパイク・リーの見るべき映画リストの追加分

ちょっと前に、スパイク・リーの見るべき映画リストが話題になっていました。そのあとに数本追加があったのですが、ツイッターでは前者ほどのリツイートを見かけなかったので紹介です。

話題になっていた記事↓
スパイク・リー監督がNYU映画学科の学生に配布する「見るべき映画86本」(映画.com)

追加分は女性監督の作品です。(下記サイト参考)
Spike Lee Admits He's Wrong, Adds Eight Films By Women to His List of Essential Movies | Filmmakers, Film Industry, Film Festivals, Awards & Movie Reviews | Indiewire

映画題名と監督名
"The Piano(ピアノ・レッスン)" Jane Campion (1993)
"Daughters of the Dust(自由への旅立ち)" Julie Dash (1991)
"The Hurt Locker(ハート・ロッカー)" Kathryn Bigelow (2008) 
"Sugar Cane Alley,(マルチニックの少年)" Euzhan Palcy (1983)
"The Seduction of Mimi" Lina Wertmuller (1972)
"Love and Anarchy" Lina Wertmuller (1973)
"Swept Away(流されて...)" Lina Wertmuller (1974)
"Seven Beauties(セブン・ビューティーズ)" Lina Wertmuller (1975)
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