映画ブログのはずがゲームブログになりつつある。そんなブログ。

2013/08/05

28. カレ・ブラン / Carré blanc (2011)

(4月に見たときのメモです)
[(雑な)あらすじ]

近未来。弱肉強食の超管理社会では、仕事ができない人間や弱者が人肉として食べられていた。

[感想など]
ピント合わせで視線を誘導したり、物をアップで撮るようなカットが多かったですね。
私は写真では静物を撮るのが大好きなので、構図の取り方などもここから勉強したいなという気持ちで鑑賞しました。本当に、前半の映像美は必見です。

不気味な肉パックのシーンがあるのですが、これは一生脳内に残るかもしれない…。淡々としているのですが、強烈です。どんなシーンだったかはちょっと伏せておきますので興味のある方は是非自分の目で見て欲しいなと思います。怖さは思ってたよりなかったですね、ホラーという要素は皆無です。

オープニングの緊張感が後半ゆるんだような気がしたのですが、全体的に静的な印象なので、気のせいかもしれません。ライティングが暗すぎて顔の判別がつきにくいのですが、おそらく何かしらの意図を持ってその演出をしていると思います。邪推ですが、没個性や鬱の表現でしょうか。

「カレ・ブラン」というのは、フランス語で白い四角という意味だそうです。この映画では、幾何的シンボルや効果音が独特の世界を作り出しています。建物が印象的だったなあ。私は、生殖についてのアナウンスやゲームの意味など、まだよく分からないです。しかし一方で、限りなく説明を排したところが個人的には気に入りました。

[個人的メモ]
エンドロール。振動。青み、白黒。
THX1138のような声。加工音や、命令のアナウンスなど。

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