映画ブログのはずがゲームブログになりつつある。そんなブログ。

2013/12/17

おもひでぽろぽろ

[雑なあらすじ]
タエ子(会社員27歳・女性)が休暇を使って「田舎体験」。
小学校5年生のころを振り返る。

[感想]
観たのはテレビ放送の翌日だったので結構前です。

現代の場面では、モノローグが多めで比較的淡々と主人公(大人)の感情が語られます(この点はあまり好きではないです)。現在と回想の子供時代が何度も交替しながら物語は進むのですが、子供時代は彩度の薄い、現在の高畑監督の作風に一歩近い色みで描かれます。子供時代においては、リアリズムから外れるような面白い表現(宙に浮かぶところ)も見られるのですが、それを含めリアリティのあるものでした。年代が明記されてなくてもある程度時代の雰囲気を把握できるという点でも、自分にとって真実味があるエピソードがあるという点でも。おそらく誰にでも自分の記憶を揺り起こされる情景がこの映画にはあります。舞台は私よりかなり年上の人々が過ごした頃ですが、子供時代の経験ってある程度共通のものがあると思います。

幼いころにこの映画を観ていたら、なぜ子供時代を振り返る必要があるのかと不思議に思ったかもしれないです(その機会はありませんでしたが)。この映画での子供時代は、いくつかの(ある意味平凡な)エピソードの詰め合わせで、それらは子供にとってまだ思い出の断片ではなく当たり前の日常であっただろうから。…まあ昭和っぽいエピソードもあるので必ずしもではないですが。

それにしても、高畑監督の最新作「かぐや姫の物語」が早く見たいものです…。

自分用メモ:「くもりの日」、過去を置いていくこと。パイナップル。商店街のすれ違い。不思議とケーキづくりのボールが印象に残った。

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