映画ブログのはずがゲームブログになりつつある。そんなブログ。

2012/12/25

4.善き人 / Good (2008)

twitterからの移行記事が続きます。

11/26のtweet
「善き人を観た。ヴィゴはやっぱり演技派で好きだなあー…

話はつなぎ方が微妙だったけど、考えさせられる内容だった。幻覚の歌のシーンがどんな感じなのか、元の劇を見てみたい。
家庭崩壊のくだりよりナチの葛藤がもっと見たかったかもしれない。女が赤と白の服を初めに着ているのは後のナチの暗示か。」

ロード・オブ・ザ・リングが公開された時、私は、レゴラスではなくアラゴルン派でした(笑)
それ以来、彼の出演する映画は気にかけています。

確かこの前公開されていた「危険なメソッド」でもこんな感じの教授(というかフロイト)役をやっていますね。


劇での構成がどのようになっているのかは把握していませんが、主人公の家族の関係と、ユダヤ系の友人との関係の二つが、物語上の重要な二軸ではないかと思いました。
後者に重点を置いたほうがドラマとしては盛り上がったかもしれませんが、そうすると何だか良くある話に成り下がってしまうようにも思えます。
複数の要因が絡みあう、静かだが、現実的な物語です。

軽い気持ちで周囲に従い、手遅れになることって、これからの人生で、自分もあるかもしれない…
Goodという題が、一つのこの映画を理解するための指針となる気がします。

また、幻覚の歌は、(語義通りの意味で)劇的でした。
どうしても映画化したいと思わせるようなこの劇(原作)を、いつか見てみたいものです。

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