原題ではGoethe!ですが英題ではYoung Goethe in Loveみたいですね。
授業でも話があったのですが、
これは『若きウェルテルの悩み』とゲーテの実人生の両方を合わせつつ色々アレンジした映画となってます。事実に忠実ではありませんのでご注意を。
個人的には、ゲーテが『ウェルテル』を書き始めるシーンが一番印象的でした。
映像と音楽の絶妙な融合により、ゲーテと自分が完全に一致したように感じ、
筆が進む音に心情が高ぶりました。
(今回私はゲーテの授業を受け、『ウェルテル』を読んだうえで鑑賞したので、それで感情移入しやすかったという可能性もありますが。以前ワイマールでゲーテについて色々知ったのもあるかもしれないですね…)
ちなみに友人はイェルザーレムに共感してました。様々な立ち位置の人物が登場するので、誰かしら自分に近い感情や境遇を持つ人間が見つけられるかもしれません。
そして、音楽が素敵です。
作曲はIngo Ludwig Frenzel氏。まだあまりドイツ国外では有名でなさそうな気がしますが、
ロマンティックで優雅なストリングスが綺麗でした。
『ウェルテル』で青と黄色の服って相当奇抜だと思っていたのですが、この映画だとお洒落に見えました。
(衣装の方の色の調整が上手なのかも…)
あ、この映画ではゲーテ自身がこの服(青と黄色)を着ています。
史実ではどうだったのでしょうか…?
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