映画を途中で切るのって世界が壊されるみたいで嫌なのですが、
たまに時間が取れないとこうなってしまいます。(勿論すぐに全部観ました!)
ちょっと脱線しますが、まずはジャンルについて考えたいと思います。
この映画は、題名からも少し想像がつくように、「○○ティックドラマ」の棚に置いてありました。
私は最近、「ジャンル分けや、洋画・邦画の区分って、どうなのだろう…?」と感じることが多いです。
以前は、その分類があるのが当たり前だと思っていたのですが、
前に大学の授業で音楽のジャンル分けについて問題提起をされていた先生がいて、
それから考えるようになりました。
どんな映画を観たいのか、という分類を取るならば、
「ドラマ」や「SF」というカテゴリは大きすぎますよね。
見つけやすさ、ならばabcやあいうえお順が勝りますし。
脱線しましたが、
話としては本編の最後に言及があるように「三文オペラ」をイメージした作りになってます。
ナンセンスで皆が自分勝手で、現実って確かにこうかもしれないって思わせてくれる映画です。突拍子もない展開もあるんですが。
いやらしいシーンはあまりありませんが、邦題の副題にもあるように、
「誰と寝るか?」というのが主要テーマなので
そこに分類されているのだと思います。
「白雪姫」に恋するレストラン・オーナー役のマリオ・アドルフがコミカルで笑えます。ブリキの太鼓にも出演されているドイツの大御所のようですね。
あとローレライの作者が…いるよなこういう人という感じ。
群像劇という性質もあってか、最初誰と誰がどういう関係なのかが分かりにくかったので、
もう一度観たいな…と思っているうちに返却日になってしまいました。
また今度。
現実に夢は(あまり)存在しない。でも信じてみたり、望んでしまう欲望は誰しもあると思います。
その顛末を描いた群像劇です。
コメディーに分類して、題名を原題そのままのロッシーニ(レストランの名前)にしたほうが、
映画の正当な評価に繋がるような気がします。

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