「最終日の最後の上映でしたが、結構人多かったです。面白かったです!終わり方が好き。子供の顔が良かった。カウントダウンが不気味な小道具としてよく働いていました。」
↑以上が7月の下書きページに残っていた私のこの映画に対する感想です(フレッシュなもの)。
話は変わりますが、この作品はネットに出回っている情報が少ない感触があります。
参考までに、Wikipediaはドイツ語版しかなかったです(この映画はドイツ映画)。
ドイツ語版wiki
http://de.wikipedia.org/wiki/Du_hast_es_versprochen
IMDbも簡素なものですね。
http://www.imdb.com/title/tt2278988/
日本の公式(配給)のページはこれ
http://www.earthstar.jp/movie/lostmemory.html
この映画、レンタルはTSUTAYAだけらしいです(というわけでTSUTAYAのページ)
http://www.tsutaya.co.jp/tty_cate/dvd/tcm/20130820/lostmemory.html
この情報の少なさの理由として今回考えつくのは、題名が統一されていないことと、ドイツ語以外の題名が没個性的という二点です。英語圏では"Forgotten" というタイトルなのですが、同名の映画が他にもあるので、検索するとまずそちらが出てきてしまう。また、日本語も同名ゲームが存在するタイトル名になっています。これはもったいない気がします。
作品データ(英語)がしっかりしているページも紹介しておきます。
http://www.german-films.de/filmarchive/browse-archive/view/detail/mode/oscar_student/film/forgotten/
しかも、原題「Du hast es versprochen」は直訳すると「君はそれを約束した」という意味で、この物語において印象的に発されるキーフレーズでもあるんです。そこは、物語の謎の一つが明らかになると同時に、「タイトルの意味はこういうことだったのか…!」とわかる場面になっているわけです。なかなか映画タイトルに耐えうるようなかっこいい名前に訳するのは難しいかもしれませんが、この作品の場合原題のタイトルの良さが伝わらず残念だなと思ってしまいました。
ドイツの孤立した寒い森(+過疎)という完璧なシチュエーションと、子供時代の自分が他人に思えてしまうような子供の不可思議さ、不気味さ。サスペンスというよりもホラー映画を観ているような怖さのある映画でした。
[個人的メモ]
子供の残酷さ・不気味さ、子供/大人時代の乖離とトラウマ、田舎の森の閉鎖的空間、魚屋の場面、カウントダウン

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