宗教的モノローグ、って感じ。
[感想]
テレンス・マリックは、映画を語る哲学者スタンリー・カヴェルの元で哲学を学んだ映画監督である。ゆえに(と言ってしまうとあまりにも短絡的だが)、この映画が何を物語っているかと問われれば、それは哲学としか答えられないかもしれない。
キリスト教の知識はないのであまりここでそれは触れない(何も言えないだけ)。人類誕生以前の地球の歴史が描かれる箇所ではVFXも使用されている。視覚効果を担当しているのは2001年宇宙の旅やブレードランナーで活躍したダグラス・トランブル。
気になる記事メモ。今英語のビデオ(2分くらいだけど)を冴えないリスニング力をフルに使って見る元気はなかったのでまだ未見。
Those amazing effects in 'The Tree of Life'? Not everything was CGI -- EXCLUSIVE VIDEO(英語)
http://insidemovies.ew.com/2012/01/05/tree-of-life-visual-effects-reel/
技術的なところに先に触れてしまったが、20分にも及ぶ言葉なしの地球の歴史が描かれるところは、美に圧倒されながらも「う…ナショナル・ジオグラフィックって感じだ…荘厳だけどちょっと長いかも…」とも感じ、複雑。
家族の話には弱いので、劇中での親子関係のもつれを見ていたらつい目頭を押さえてしまっていました。どこが自分に響いたのか現在明確に言語化できませんが、この映画のものの映し方って、言葉少なでも登場人物の心情が伝わってくるんですよね。母親役のジェシカ・チャステインの顔が残る。
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 (2013-01-23)
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